「また増えてる…」
気づけば、部屋の片隅に“とりあえず置き”の山ができてました。
洗濯前の服、読みかけの本、どこかに戻すのが面倒だった小物たち。
「あとで片付けよう」って思ってたはずなのに、気づいたらそのまんま。
部屋を見回しては、
「あーもう、ごちゃごちゃしてるなぁ…」ってため息ついて、
でもすぐには手をつけられなくて。
この記事では、
そんな“片付けられない私”が、「とりあえず置き」とちょっとだけ向き合ってみた日のことを、ゆるっと書いてみようと思います。
“後でやろう”のとりあえず置きしてしまう理由って?
そもそも「とりあえず置き」って、具体的に何かって言われると、ちょっと曖昧なんですよね。
私の中では、
「とりあえず…後でやるからここに置いとこう」って気持ちから始まる“放置物”のこと。
たとえば、
・脱いだ服をベッドの端に置く
・郵便物をキッチンカウンターにポンと置く
・乾いた洗濯物をたたまずにソファに積む
こんな風に“今じゃない”を繰り返してるうちに、気づけば存在感のある山に育ってる。
不思議なことに、
いちど積み重なると、そこに「とりあえず」置くのが当たり前になっていくんですよね…
ついやってしまう“仮置き”スポット5選
床置きも“とりあえず置き”の一種かもしれません。床にモノを置かない工夫については、こちらの記事でも紹介しています。
▶ 散らかる一人暮らしに効く!床にモノを置かない片付け習慣5選
わたしの「とりあえず置きゾーン」は、決まって同じ場所でした。
もしかしたら、共感してもらえるかもしれないので、書いてみます。
- ソファの背もたれ:洗濯物、バッグ、コートの仮置き場にされがち。
→ 我が家では「畳んでしまう前の洗濯物」がここに山積みになります。とりあえず置いたまま座れなくなるパターン…。 - テーブルの端っこ:使いかけの文房具、飲みかけのペットボトルなどが定位置化。
→ 郵便物もついここに重ねちゃって、気づけば封筒の塔ができてます。 - 洗面台の横:使ったあと片付け忘れたコスメやヘアグッズ。
→ ドライヤーやヘアオイルなど、「使うけど収納が面倒」なモノがとりあえず集合。 - 玄関の棚:郵便物、買い物袋、マスクなど一時保留されがち。
→ ここには100均の白いかごを設置して、せめて“ごちゃ感”が広がらないようにしてます。 - ベッドの上:洗濯物・読みかけの本・明日着るつもりの服。
→ 寝るときに全部どけて、また朝戻す…という謎ループが発生しがちです。
あるある…じゃないですか?
放置する気はないのに、気づけば同じ場所が散らかるって不思議。
特にソファは“洗濯たたむつもり”の荷物置き場になってしまって、座るスペースが消えていくんですよね…笑
“片付けられない日”に気づいた、私の部屋と心の関係
ある日、気分が沈んでいたときに部屋を見回して、 「あぁ、これは今の自分の頭の中みたいだな」って思ったんです。
このときはたしか、疲れて夜ごはんもコンビニで済ませてて、気持ち的にもどんよりしてたんですよね。
何もしたくない時期、 疲れて帰ってきた日、 ただただ面倒だった夜。
いろんな“あとでやる”が積み重なって、気づけばとりあえず置きの山に。 その山は、 私の「余裕がない」って気持ちをそのまま形にしたようにも見えました。
このとき思ったのは、 「散らかった部屋って、ただの結果じゃなくて、自分の気持ちを映す鏡みたいだな」ということ。
だからこそ、少しだけでもいいから、自分の気持ちごと整えていくような片付けがしたいな…と思い始めたんです。
自分を責めずに始める、ゆるい片付けマインドの整え方
誰かのためじゃなく、自分のために片付ける…そんな習慣についてはこちらの記事でも触れています。
▶ 来客がなくても部屋を片付ける理由|一人暮らしの私の小さな習慣
以前の私は、「片付けられない=だらしない」って思い込んでいました。
できない自分を責めて、さらに片付けたくなくなる悪循環…
でも、片付けられない日って、たいてい心に余裕がない日なんですよね。
疲れてたり、考えごとが多かったり、天気がどんよりしてたり。
だからこそ、まずは「責めないこと」から始める片付けが、自分にはちょうどよかったんです。
「やる気が出ない自分」も、「気づけば放置してた自分」も、そのままでOK。 そんなふうに思えたら、片付けも少しずつやってみようかなって気持ちになれました。
とりあえず置きと向き合うためにやってみた3つの工夫
① “とりあえず置き場”をあえて作ってみる
一時置き場を作るときも、収納アイテムを増やしすぎない工夫は大切かも。ミニマル収納のヒントはこちらにまとめています。
▶ 収納グッズを“増やさない”片付け術|ゆるミニマルな整理の工夫
完全になくすのはムリだと割り切って、 「ここだけは置いてOK」って場所を決めました。 たとえば、玄関に100均で買った白いスクエアかごを置いて、帰宅後の荷物はまずそこへ。 鍵やマスク、レシートなど細々したものを一時的に受け止めてくれるので、視界に入る場所が整うだけでずいぶん気分が違います。 一時置き場を作るときも、収納アイテムを増やしすぎない工夫は大切かも。ミニマル収納のヒントはこちらにまとめています。
② 「5秒だけ片付け」ルールをゆるく導入
「全部やろう」と思うと腰が重いので、
“これ1個だけ動かそう”とか“5秒だけやってみる”くらいがちょうどいい。
実際にやってみると、勢いで少し片付けられる日もあるし、
できなかった日も「まあいいか」で終われるのが気に入ってます。
③ 写真に撮って、自分の部屋を俯瞰してみる
スマホで部屋を撮ってみると、
客観的に見えるせいか「ここ散らかってたんだ!」と気づけることも。
実際、何が“ごちゃつき感”を出してるのか視覚的にわかるのは便利です。
スマホで撮った写真を見て、“思ってた以上に散らかってた…”と驚いたことがありました。
思い出として撮ったはずなのに、現実に引き戻される感じです…笑
最近は「Googleフォト」アプリの編集機能で“明るさを少し上げる”と、影や埃っぽさも見えやすくなって気づきが増える気がします。 スマホで部屋を撮ってみると、 客観的に見えるせいか「ここ散らかってたんだ!」と気づけることも。 実際、何が“ごちゃつき感”を出してるのか視覚的にわかるのは便利です。
片付けられないときこそ、自分の気持ちを整えるって大事かも
片付けは、部屋を整えることだけじゃなくて、
自分の心を整えることにもつながってる気がします。
「とりあえず置き」は、ただの習慣じゃなくて、
自分の“今の状態”を知らせてくれるサインだったのかもしれません。
だからこそ、
片付けができない日があっても、それも自分の一部として受け入れつつ、
ゆるく整えていけたらいいなぁと思いました。
片付けは、ちょっとずつ。気持ちと部屋のバランスを探しながら。
完璧じゃなくていい。
少しずつ、自分のペースで整えていく。
とりあえず置きの山に、
「今日もおつかれ」って声をかけながら、
また明日も、ゆるくやっていこうと思います。
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