「ソファがない部屋って、なんだか味気ない?……と思いきや、意外と快適だったりします」
ソファなし生活を始めたのは、「なんとなく」でした。ソファって高いし、置いたら狭くなりそうだし…という理由で、最初から買わなかったんです。でも暮らしてみると、意外と不便じゃなくて、むしろ気に入ってしまいました。よくあるイメージとのギャップや、ソファなし生活のリアルをゆるっと紹介してみますね。
ソファなし生活、一人暮らしではよくある選択?
ソファがない暮らしって、最初は少しさびしい気もするけれど、実際には「持たない」選択をする人も増えてきている印象です。特に一人暮らしだと、広さや収納の兼ね合いでソファを置かない選択はごく普通になっています。
ワンルームや1Kのような一人暮らしの部屋では、ソファを置かない選択をする人も少なくありません。スペース的にも厳しいし、引っ越しや掃除の手間を考えると、「なくてもいいかも」と思えてくるんですよね。
私も最初は、座椅子とクッション、ラグだけのシンプルなスタイルから始めました。今ではミニテーブルも加わって、ちょっとずつ自分なりに快適な空間に整ってきた感じです。実際SNSなどを見ても、ソファを置かないミニマルな部屋づくりをしている人って結構多いんですよね。
“床暮らし”のメリットとは?
「ソファがないと不便そう」と思われがちな床暮らしですが、実際にはその逆で「ラクかも」と思える点もたくさんあります。ここでは実感しているメリットを3つご紹介します。
1. 部屋が広く見える
ソファがあると、視界を遮ってしまって圧迫感が出やすいですが、床暮らしだと視線が低くなるぶん、天井が高く感じられて、部屋全体が広く見えます。家具の高さが揃うと、よりスッキリして見えるのもいいところ。
2. 掃除がラクになる
ソファの下って、ホコリのたまり場になりがち。掃除機も入れにくいし、つい見て見ぬふりをしがちでした。床にモノを置かないスタイルにすると、掃除の手間が減って、気づいたときにサッと掃除できるようになりました。
ロボット掃除機を使っている人にも床暮らしは相性が良いと思います。障害物が少ないと、ロボットがスイスイ動いてくれるのもストレス減になりますよ。
3. モノが少なくてすむ
ソファを置くと、ブランケットやクッション、サイドテーブルなど、関連アイテムが自然と増えてしまうこともあります。床暮らしにすると、「今あるものでなんとかしよう」と工夫するようになって、結果的にモノも減りました。ミニマルに暮らしたい人には合ってるかもしれません。
床に座る生活のデメリットと向き合い方
もちろん、床に座って生活するうえで「これちょっと不便かも…」と思うこともあります。でも、どれも工夫次第で乗り越えられることばかり。私が感じたデメリットと、その対策をまとめてみました。
1. 長時間は疲れる・腰が痛くなる
ラグの上に直に座るだけだと、お尻や腰が痛くなりやすいんですよね…。私も最初は何も考えずに過ごしていたけど、だんだん「この姿勢きついな…」と感じるように。
そこで、厚手のクッションを追加したり、背もたれ付きの座椅子を取り入れたりして調整。姿勢が崩れないよう意識したり、こまめに体勢を変えたりするだけでもだいぶラクになります。
あと、床に座るときのクセって意外と腰や肩に影響します。私の場合、いつも同じ向きで足を崩していたのが原因だったようで、ときどき左右を変えるようにしたらラクになりました。
2. 冬は底冷えしやすい
フローリングの上に座っていると、冬場は本当に冷えます。特に朝と夜、底冷えがつらい…。そんなときは、ラグを二重に敷いたり、ホットカーペットを併用したり、スリッパを履いたりと、いろんな工夫で乗り切っています。
寒がりな人は、断熱効果のあるジョイントマットをベースに使うのもおすすめです。暖房だけに頼らず「足元から冷やさない」って大事ですね。
“床暮らし”を快適にするアイテム紹介
ソファを置かないからこそ、「ちょっとの工夫」が快適さに直結します。ここでは、私が使っている&おすすめしたい床暮らし向けアイテムを3つ紹介します。
おすすめ① しっかりしたラグ or ジョイントマット
まず最初におすすめしたいのが、厚手のラグやジョイントマット。床からの冷えを防ぐだけでなく、座ったときのクッション性も大事。掃除のしやすさやデザイン性も考えると、お気に入りがあると気分が上がります。
ジョイントマットは汚れたところだけ取り替えられるので、来客時や模様替えのときにも便利です。小さな子どもがいるおうちで人気なのも納得。
おすすめ② ロータイプの座椅子・クッション
背もたれがあるだけで、体の負担がぐっと減ります。最近はコンパクトな折りたたみタイプや、低反発素材のクッションも豊富で、床暮らしにちょうどいいものが見つかりやすいですよ。
特におすすめなのは、背もたれ+肘付きタイプ。小さいながらも“ちょっと休める”感があるんです。私はこのタイプに変えてから、作業中の疲れも軽くなりました。
おすすめ③ ミニテーブルで動線を快適に
ローテーブルがあると、ごはん・作業・お茶時間がひとまとめに。座ったまま手が届く位置にモノが置けるって、実はとてもラクなんですよね。折りたたみ式だと、掃除や模様替えのときも便利です。
テーブルの下に収納カゴを置けば、よく使うアイテムの定位置にもなって便利。床暮らしは高さの工夫で快適さが変わるんだなぁと実感しています。
まとめ|ソファなしでも、自分らしく心地よく
ソファがなくても、快適な空間はつくれる。むしろ、工夫することで「自分らしい空間」になっていく気がします。
私は今でも「いつかソファがほしいな」と思う日もあるけれど、床に座って過ごすスタイルには、やっぱり落ち着く良さがあるんですよね。
一人暮らしだからこそ、自分に合った“ちょっとの快適”を重ねていけたら、それで十分。ソファなしの暮らし、悪くないですよ。