来客がないのに、なぜ片付けるの?
一人暮らしの部屋は「見せる相手」がいない
誰も来ない部屋。ずっとそんな暮らしをしていると、ふと「片付ける意味ってあるのかな」って思ってしまうことがあるんですよね。だって、誰かに見せるわけでもないし、散らかっていても誰にも文句を言われないし。
でも、そう思ったときにちょっと立ち止まって考えたんです。私は“誰かに見せるため”に暮らしてるわけじゃないよなって。
油断すると、どこまでも散らかる
最初はちょっとしたことで。「今日は疲れたから、あとで片付けよう」と思って、そのまま…みたいな。でも、それが何日も続くと、気づけば部屋の中がなんとなくごちゃついて、空気もどんよりしてくる気がして。
ある週末、カーテンも開けずにスマホを見ながらゴロゴロしてた日があって。テーブルの上には食べかけのお菓子やレシートがそのまま。なんか気分も落ち込んでいて、余計に動けなくて…その状態がつらかったなぁ。
「誰のためでもない」ってちょっと寂しかった
来客がないって、気楽でもあるけど、実はちょっと寂しさを感じることもあるんですよね。誰かが来る予定があると、そのために掃除しようって気にもなるけど、一人だとそのきっかけがない。でも、だからこそ、自分のために整えてみようかなって思ったんです。
「誰も見てないし」って言葉、実はちょっと切ない。自分ですら見ようとしてなかったのかもしれないなぁって、ふと思って。
片付けようと思った小さなきっかけ
ある日、気分が落ち込んでベッドから起き上がれない日があって。ふと床を見たら、ホコリが溜まっていて…なんとなく、それを拭いたら少しスッキリして。そんな小さなきっかけから、「整えることって、自分の気持ちにも影響あるのかも」って気づいたんですよね。
掃除って、もっと“ちゃんとやること”だと思ってた。でも、ほんのちょっと拭くだけでも、なにかが変わる。そんなこと、初めて知った気がします。
片付けは、私の気持ちを整える習慣
「とりあえず床を拭いてみた日」のこと
やる気がなくても、とりあえず床を拭いてみる。すると、ちょっと気持ちが動き出してくるんです。不思議と「他のところも少しだけ整えようかな」って思えてきて。
たとえば、クッションを整える。洗い物をひとつだけ片付ける。そんな些細なことが、“私が暮らしてる場所だ”って実感に変わっていくのが、ちょっと不思議で。
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散らかった部屋では考えもまとまらない
部屋が散らかっていると、頭の中までごちゃごちゃしてくる気がして…。逆に、机の上を片付けただけでも「よし、なんかできそう!」って思えてくることもあって。気分って、ほんと空間に左右されますよね。
やるべきことがあるのに、手をつけられない時。そんな時に「まず部屋を整えよう」と思えるようになったのは、ちょっとした変化かも。
ご褒美みたいに“好きなもの”を並べてみた
片付けの途中で、好きな本やお気に入りのマグカップを飾ってみたんです。そしたら、なんだか嬉しくなって。「ここ、私の場所だなぁ」って思えて、ちょっとだけ誇らしかったりして。
あと、小さな観葉植物を飾ったときも、毎日ほんの少し気にかける習慣ができて。片付けって“生活を整える”ことにつながっていくんですね。
整っている空間が、ちょっとだけ自信になる
誰にも見せない空間だけど、自分が気に入ってる部屋って、自信になるんですよね。朝起きて、散らかっていない部屋を見ると「よし、今日も大丈夫」って気持ちが少し湧いてくる。そんな小さな積み重ねが、暮らしを支えてくれてるのかも。
「なんでもいいから、ひとつだけ整える」。そんな習慣が、気づけば私を助けてくれてたんだなぁと思います。
まとめ|誰かのためじゃない、自分のための片付け
来客があるわけでもなく、誰かに褒められることもない部屋。でも、自分が「ここにいて落ち着くな」って感じられる空間をつくることって、意外と大事なことかもしれません。
誰も見てないけど、自分はずっと見てるんですよね。
だからこそ、自分のために片付ける。そんな習慣が、ちょっとだけ気持ちを優しくしてくれる気がしています。
今日も特別なことは何もないけど、とりあえずクッションを整えて、床を拭いて。そういうのを、ずっと続けていけたらいいなと思っています。