掃除って「やらなきゃ」とは思っていても、なかなか続かないものですよね。
特に床掃除は、モノをどかしたり、掃除道具を出したりと手間が多くて…私もつい後回しにしてしまうタイプでした。
でもあるとき、ちょっとした工夫を取り入れてみたら、思いのほかスムーズに続けられるようになったんです。
今回は、ズボラ気質な私でも床掃除を習慣にできたアイデアをご紹介します。
なぜ床掃除は続かないのか?
床掃除が面倒に感じるのには、いくつか理由があると思います。
・掃除のたびに物を移動するのが手間
・掃除機の準備や片付けが面倒
・一気にやろうとして疲れてしまう
・汚れてから掃除するのでハードルが高く感じる
つまり「始めるまでが億劫」「終わるまでが大変」なんですよね。
この心理的ハードルが高いほど、ズボラタイプは動けなくなってしまうんです。
ズボラな私が床掃除を習慣化できた理由
正直、最初からうまくいったわけではありません。
「今週こそは床をちゃんと掃除しよう!」と意気込んでは、数日で忘れてしまう…そんな三日坊主の繰り返しでした。
特に疲れて帰った日は、掃除なんて考えたくもなくて。
やらなかったことに罪悪感を覚えつつ、また先延ばしにする…というループにはまっていた時期もありました。
それでも、試しに“ちょっとだけ掃除”をゆるく続けてみたら、少しずつ気持ちが変わっていったんです。
かつての私は、「よし、今日は床を全部拭こう!」と気合を入れては、1回やったらもう当分やりたくなくなる…の繰り返しでした。
でも、ちょっと考え方を変えてみたんです。
「ちゃんと掃除」じゃなくて「ちょっと掃除」でいい。
それがむずかしければ、「ちょっと片付け」。
全部じゃなくて、気になったところだけやればOK。
これが思った以上にラクで、しかも気づけば週に1〜2回は自然と掃除できるようになっていたんです。
片付けさえできていれば、ロボット掃除機の導入も可能です。
ただ、ロボットに任せきりではなく「自分でも軽くやる」ことが大事だなと気づいてから、行動が変わってきたように思います。
ズボラでもOK!床掃除がラクになる小さな工夫5選
ではここからは、私が実際に取り入れてよかった“床掃除を習慣化するための工夫”を5つご紹介します。
1. 道具を“出しっぱなし収納”にする
掃除道具をクローゼットや棚の奥にしまい込まず、あえて見える場所に置いておくようにしました。
目に入ることで「そうだ、ちょっと掃除しようかな」と思い出しやすくなるんですよね。
すぐ手に取れることで、始めるハードルがぐっと下がりました。
2. “ながら掃除”を取り入れる
音声メディアやYouTubeの音だけを流しながら掃除することで、「掃除している」というより「聞きながら動いてるだけ」な感覚に。
他の家事と組み合わせて、「洗濯物を取り込んだついでに床をサッと」など、セットで動くと自然と手が動きます。
3. “ワンアクションで使える道具”を選ぶ
電源が必要な掃除機はつい億劫になりがち。
そこで、電源不要でさっと使えるフロアシートやハンディモップなどに変えてみました。
ワンアクションで使える道具は本当にラクで、毎日少しずつ掃除するのにぴったりなんです。
4. “完璧”をやめて“気になるところだけ”作戦
「部屋全体を掃除しなきゃ」と思うと腰が重くなるので、「ここだけ気になるからやろう」というふうに考えるようにしました。
たとえば、食べこぼしがあった場所だけ拭く、といった感じです。
小さな掃除でも、繰り返せばちゃんとキレイは保てます。
5. “曜日ルーティン”をざっくり決める
「金曜は玄関」「日曜はリビングの隅」など、ざっくりとした曜日ルールを作りました。
毎日じゃなくても、週に1〜2回でも十分キレイになります。
予定に組み込むことで忘れにくくなり、自然と習慣になりました。
どれも「やらなきゃ」と気負わずに済む仕組みばかり。
私にとって特に効果があったのは、“掃除=がんばるもの”という思い込みをやめたことでした。
暮らしのなかに“ちょっと掃除”を挟むくらいの気軽さで取り組むと、続けやすさがまるで違ったんですよね。
ズボラでも、“やれるタイミングで少しだけ”を繰り返すことで、いつの間にか習慣になるんですよね。
続けることで気づいた小さな変化
毎日じゃなくても、週に1〜2回だけでも床掃除をすると、部屋の空気がなんだか軽く感じるようになりました。
目に入る床がちょっとキレイなだけで、不思議と気分も整うし、ちょっとした散らかりにも早く気づけるようになってきて。
掃除って「やらなきゃ」で始めるより、「やっておくと気分がいいな」で続けるほうが、私には合っていたみたいです。
完璧じゃなくても大丈夫。
まずは“目についたところだけ”から、床掃除はじめてみませんか?